法人税申告書の主な別表|別表一・四・五(一)の役割
法人税の申告書を初めて見ると、たくさんの「別表」に戸惑うかもしれません。まずは中心になる3つの別表の役割を押さえると、全体の流れがつかめます。
この記事のポイント
- 別表四で会計の利益から税務上の所得を計算
- 別表一で税額と納付額を計算
- 別表五(一)は税務上の純資産を毎期引き継ぐ
別表四:所得の計算
決算書の当期純利益からスタートし、税務上は経費にならない費用(交際費の限度超過額など)を加算し、税務上は収益にならないもの(受取配当の一部など)を減算して、課税の対象となる「所得」を計算します。会計の利益と税務の所得の橋渡しをする表です。
別表一:税額の計算
別表四で求めた所得に税率をかけ、法人税額を計算します。中間申告で納めた税額を差し引き、最終的に納める税額(または還付税額)を算出する、申告書の表紙にあたる書類です。
別表五(一):税務上の純資産
会計の純資産と、税務上の純資産(利益積立金など)の違いを記録する表です。別表四の加算・減算のうち翌期以降に影響するものを引き継ぐため、毎期つながっていきます。
※本コラムは執筆時点の制度にもとづく一般的な情報で、特定の結果を保証するものではありません。税率・特例・期限は税制改正で変わることがあり、法人の規模や業種、自治体によって扱いが異なります。具体的な税額計算・申告は、国税庁・各自治体の最新情報を確認のうえ、税理士などの専門家にご相談ください。